“絶アルテマ”は“絶タイタン”を内包? 『FFXIV』パッチ4.3吉田氏インタビュー(1/3)
【“なんだこりゃ”の度合いは、こちらのほうが大きい】
・絶バハムート討滅戦の当時は、8人で吹き飛んでホールインワンしてください的な“なんだこりゃ”
・今回はロジックがすごすぎて、「おいおい」という感じ
・インターネット配信で観戦している方は、前回よりも楽しめるかも
・展開が早いので、絵が面白いのでは
・戦闘時間を短くする代わりに前回より難しくしていいという声を素直に反映
・展開が恐ろしく早いですが、解ければきれいに突破できるのでは
【極ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦の終盤のギミック連発より早い】
【武器グラフィックは“AF1”を中心にデザイン】
“AF1”が存在しないジョブ 暗黒騎士はウェザード・デスブリンガー
各ジョブのイメージにふさわしい武器を、ド派手
【“the Legend”に匹敵する称号も用意】
ふたつの“絶”を突破した人向けのご褒美は考えていない
「FFXIV」、パッチ4.3「月下の華」吉田直樹氏インタビュー
【絶アルテマウェポンの参加資格は「零式:シグマ編」の4層を突破】
・「絶バハ」よりは数分間短く決着が付くようになっている
・クリアに最も近道なのは、火力ではなくギミック処理
・ギミックを繰り返し丁寧に練習していけば、いずれ火力も出るようになる
・最終調整に参加しましたが、とても一回では覚えきれない速度と量
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ゼノス完全復活!?新コンテンツから極蛮神開発の裏側、さらに吉田氏が語るe-Sportsへの展望なども訊けたパッチ4.3インタビュー
【デザインはAF1】
「コルタナ」「ブラビューラ」など
AF1が存在しないジョブ
暗黒騎士「デスブリンガー」占星術師「アトラース」が対象
「絶バハムート討滅戦」の外部ツールに関する問題
吉田氏 抜粋「本来ならば、バトル中にカスタムトークの内容を見て、次に来る攻撃を判断するギミックが、読み上げツールによって、カスタムトークを見なくとも、音声で次の攻撃が知らされてしまう。それが攻略のアドバンテージになり過ぎたので、次からはそういうギミックは無くしていきたいです」
…ネール(ネール・デウス・ダーナス)のボイスを入れるべきでした
「絶アルテマウェポン破壊作戦」ではそうしたセリフを見て次の行動を判断するようなギミックは入れていません。
…本質的な対応として最も有効なのは、そうしたギミックを作らないということだと思って頂ければ幸いです。
吉田氏:とはいえ、面と向かってこの質問を受けたのは今回が初めてです。ツールの対応は常にいたちごっこです。本質的な対応として最も有効なのは、そうしたギミックを作らないということだと思って頂ければ幸いです。
一般のプレイヤーの方はツールに関する知識がなくて当然なのですが、一口にすべてを「ツール」と括ってしまうのは危険です。それを言ってしまえば、スマホの無料で使えるアプリも、すべてまとめて「ツール」です。FFXIVは基本処理をサーバで行っているため、データを書き換えてしまったりするような行為は、大きなバグが無い限り不可能です。それを簡単にツール化したりすることもできません。巷で良く言われるDPS計測ソフトウェアも、みなさんがお使いのPCへFFXIVサーバから送られてくる正しい情報を、そのまま足し算して表示しているだけなのです。
この「情報」を「暗号化」することは可能ですが、暗号化したままでは、読み取れないため、必ず「暗号化を解除してプログラムに渡す」という工程が必要になります。すべての情報に対してそれを行うと、ラグが発生したり、手触りが非常に悪くなったりします。また、必ず「暗号化の解除」が必要になるため、結局はソフトウェア制作者にヒントを出すことになってしまいます。暗号化の方法をパッチ毎に変えたりするなど、僕たちも対策をしていますが、暗号化する>解除される>また別の暗号化をする>解除される>また……の繰り返し防衛しか根本対処はありません。良い悪いのお話ではなく、今も昔もそうやって攻防を繰り広げているのが、オンラインの世界です。
正しい知識を身に着け、規約とモラルに従って付き合うというのが、オンラインに生きる現代ゲーマーのもっとも効果的な防衛だと僕は思っています。なんでも「ツール」と括ってしまうと、外部ボイスチャットもそれに該当しますし、動画でのタイムライン読み上げなども、次に来るギミックを指示してくれるわけですから、ツールということになってしまいます。
繰り返しますが、良い、悪いというお話ではなく、規約に従いモラルをもってプレイしていただければと思います。自分が楽しいかどうかだけでなく、それをひけらかしたとき、他の人がどう思うかを考えることも、とても大切なことだと思います。